こんにちは。
宇宙塾新瑞橋校 教室長の下野です。
今週の授業での話。
解いた問題は基本的に自己採点をさせているのですが、とある生徒の正答率が異様に高い。
なんか怪しいぞと思って横目で見ていると、目線がチラチラと下に行っています。
引き出しの中に解答を開いた状態で入れて、ガッツリ見ながら答えを書いていました。
その日のうちに残してお説教です。
お前中学生にもなってそんな馬鹿なことやってるんじゃないよと。
君に期待しているお父さんお母さんに対しての裏切りでもあるんだぞと。
普段明るい彼も、神妙な顔をして聞いていました。
わからないことは悪いことではない
実は、塾で働いていると、カンニングはよくあることです。
宿題をチェックしていても、これ答え写してんな~ というのは大体わかります。
間違いたくないという気持ちは理解できます。
間違いを見られたくないとノートを隠す生徒もいます。
そういう子に対しては、誰だってわからないことがあるのは当たり前、
間違うことは悪いことじゃないんだよ、と教えています。
ただ、間違いをごまかそうとしたり、ズルをしたりするのは悪いことです。
わからないのを怒ったことはありませんが、悪いことをしたら叱ります。
失敗をどう乗り越えるか
カンニング自体は犯罪でもなんでもありません。
学校のテストや入試でやってしまうと大問題になりかねませんが、塾であれば叱られる程度で済みます。
失敗もまた、誰にでもあること。
同じ失敗を繰り返さないためにどうしていくかを考えることが重要です。
冒頭の生徒には、答えを写して丸を付けても全く意味がないことを伝え、
二度とやらないこと、そのために今後どうするかということを約束して帰らせました。
彼ならしっかり反省し、実践してくれると信じています!