日本では昔から月を愛でる文化があります。
枕草子や徒然草などの有名な随筆で月に関する記述が見られますし、短歌にも多く詠まれています。
現代は街灯や建物の明かりがあり、夜になったら真っ暗闇ということはありませんが、
平安時代や鎌倉時代にはそんなものはないので、夜の光といえば月だったんですね。
空気も今より澄んでいたはずなので、さぞかし見ごたえがあったことでしょう。
そんなことを考えながら古文を読んでみるのも面白いかもしれません。
最近ではお月見というイベントはあまり聞かなくなってきていますが、
十五夜の日に晴れていたら、ぜひ家族で月を眺めてみてください。